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クラシックコンポーネンツの年末大売出し(?)で入手したソケットです。まず全体、4X150Gは未使用品みたい。
片側の150Gを抜いてみました
裏面全体
化けちゃいましたね!
拡大2
拡大3
こんなものでいいですかね?
裏面全体2本パラレルのGGアンプ、カソードは筒が1本になる構造のようです。(代理送信します)
>4X150Gなかよくダブリ送信していますが、この送信管のベースは、ヒーターが一番真ん中の芯にあるピン、その次はカソード・ヒーターです。グラステフロンの部分に出てきます。ベースの裏側にあるのがグリッド電極、向こう側にあるのはスクリーンの電極です。プレートの部分がどうなっているのか、知りたいものです。まあ、ここも一緒になるのでしょうけれど。
Dentron MLA-25008875という陽極損失300Wのゼロバイアス三極管を2本使用しているアンプです。なぜ2500? それは謎です。名づけたひとは、このアンプで入力2500W入れろ、とでもいうのでしょうか。・・・まず無理ですね。
> Dentron MLA-2500幅広で背丈の低いキャビネットにうまくまとめています。フロントパネルのデザインもシックで、いい感じです。
> Dentron MLA-2500電源とRF部を完全に分離しています。仕切り板はシャーシの補強も兼ねます。8875という送信管は、プレートの冷却を横方向から吹くようにできています。SSBやCW間歇使用であれば、ブック型ファンでも充分冷えるので、ファンの騒音は小さいといえます。ヒーター点灯から1分後? サーマルリレー(バイメタルが入ったMT真空管)でリレーを介して高圧回路にAC入力が投入されます。が、米国版を日本国内の100/200Vで使用するとリレーがばたつき、大変危険です。そういうことがあるにもかかわらず、日本仕様だと銘打って発売された、けしからん経歴もあるパワーアンプです。アンプとしての出来は、まあ合格点で、入力1.5kWくらいなら充分いけます。プレート効率は60%どまりでしょうか。入力回路はスワンピング抵抗(メタルクラッドの抵抗値100オーム)で済ませているので、エキサイタから見た負荷は、ヘタな同調回路などよりマシといえそうです。高圧は当然のことながら、経費節減のため2倍電圧整流回路です。
> Dentron MLA-2500狭いスペースながら、各パーツをうまく配置しています。冷却用の風を裏パネルのファンから「ひさし」でプレートのフィンに入るようにしています。アンテナリレーはどこにでもある普通のリレーなので、送信するたびに、カシャッと乾いた音がします。ローバンド用コイルはグラスファイバのボビンにテフロン絶縁のスズめっきより線が巻いてあります。パイ型マッチング回路。バリコンのツマミはシャフト直結で、バーニア機構はありません。そのため、同調操作は若干、微妙です。回転自体はスムーズ。出力回路のRF検出部や、カソードバイアス回路(ヒューズが見える)などがこの部分に配置されています。
> Dentron MLA-2500タンク回路のクローズアップです。このアンプは1970年代のものなので、いわゆるWARC-79と呼ばれる国際会議で決定された新しいアマチュアバンド(WARCバンド)が入っていません。しかし、なぜかバンドスイッチには空き接点があり、回転停止ネジをはずすことで28MHzより上側にある空き接点を利用できるのです。高バンドコイルの途中からスズめっき線が横に伸びているのは、18MHz用のタップです。
> Dentron MLA-2500バンドスイッチのクローズアップです。日本のリニアアンプでよく利用されるような平板の接点をベロではさむ構造の接点と違って、使用しているロータリースイッチはRFハイパワーに適するしっかりした構造のものです。銀メッキの丸い固定子接点に、同じく丸い回転子が接触する構造です。写真で一番下にあたるボールがはさまっている金属板にストッパーネジがあり、これをラジオペンチではずすとWARCバンド用接点が確保できます。ハイバンド用コイルから出る18MHzタップ、およびテフロン線のコイルから出る10MHzタップが見えます。テフロン線の近傍のハンダあげしたところは、タップ調整をした痕跡です。
> Dentron MLA-2500プレートRFCをシャーシの下から見ています。WARCバンド改造にもうひとつ必要なのは、このRFCの調整です。オリジナルでは24.5MHz付近に直列共振点(チョークコイルの自己共振点、ホール)があります。ほかのリニアアンプ同様、このアンプでも24.5MHz運用は28MHzの接点で可能ですが、そのままで送信すればチョークが焼けます。RFCをとりはずして、およそ90cm巻き線をほどく必要があります。
> Dentron MLA-2500シャーシ下側を示します。浅いので大きな部品は入りません。8875のベースは、12-pin コンパクトロン型です。フェライトビーズが入っているのはカソードで、GGアンプ入力側の高い周波数領域のゲインを低下させるためのもの。すなわち、パラ止めです。ヒーター回路にチョークコイルはありません。8875はカソードを有する傍熱管なので、省略したようです。discセラミックコンデンサでバイパスしているだけです。机上でリグの隣における、静かなLow-profile のkWリニアアンプは、こうして実現しました。しかし今では、このアンプ本体よりもゼロバイアス送信管8875のほうが、場合によると高価かも知れません。
> Dentron MLA-2500当方所有のFAINAL部です=部品が一部異なります。
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