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四国の某OMが、せっかく解放されたのに誰も出てこない7.1メガ以上でAMをやるとおっしゃって、先日、自作100TH送信機の写真を送ってくださいました。(p−pアンプのところで登場しました)拙宅の100THアンプで私は14メガに出るつもりでしたが、球をエージングしただけでまだ送信する段階に至っておりませんでした。いったいどのあたりまで同調するのか、まじめに周波数範囲を測定してみました。
> いったいどのあたりまで同調するのか、まじめに周波数範囲を測定してみました。まず出力リンク回路に短い同軸ケーブルを接続。このごろでは便利な機器があるもので、MFJ259Bという簡易インピーダンス測定機能を有するSWR測定器を使ってやってみました。ところが当初、測定されてくるのは出力側リンク回路の直列共振(コイルのインダクタンスをVCでキャンセルするので)は出てくるものの、なぜかタンクVCではそれらしい同調がでてきませんでした。なぜか???しかたがないので、TRIO製ディップメータを取り出して同調を調べてみたところ、VCとコイルだけの直接接続なら、最低周波数5メガ以上に同調点が見えるのでした。原因が判明するまではキツネにつままれたような感覚で、単純なミスですが、VCのネジから引き出したリードの端子を、ステアタイト保護のためにボルトとナットの間にはさんである絶縁ワッシャで締め付けていた、というお粗末でした。つまりVCとコイルの導通がなかった次第で、こうなるとディップメータも捨てがたい道具です。(そんなの、テスタで当たればわかったでしょうけれど!)無事、7メガにも同調するようです。MFJではインピーダンスマッチもOKと判定されました。Qが高いタンク回路の測定では、MFJのSWRメーターの針が敏感に動いて同調およびマッチングを反映します。バーニア機構の付いていないVCだと調整が大変です。なお疑似負荷として、プレートインピーダンスの10kΩに相当する抵抗を、銅帯でプレート・プレート間に入れています。
RCA 837という五極送信管をご存じでしょうか。外観は807に似ていますが、四極ビーム管ではありません。プレート電極が807の丸みをおびた筒であるのと違って、四角いボックス型です。ベースピンはラージUTという(のかと思いますが)、807の12V管である1625と同じ7ピンです。高周波で使用する場合、プレート電極の下にある袴のところまでシャーシに沈めるか、シャーシの上にシールドの筒を取り付けます。写真では筒が取り外してありますが、筒の中を空気が対流するように、ソケット取り付け部分には隙間が設けてあり、そこから空気が入ります。
> RCA 837という五極送信管1960年代半ば、日本でもSSBが流行し始めたころ、パワーアンプに手ごろな送信管の入手が自由にできなかったのでしょう、米軍ジャンクの813(直熱五極管)や807、当時安価に入手できたらしいこの837などが利用されました。837のゼロバイアスGGアンプを紹介した記事もありましたので、この送信管はそれなりに有名だったようです。私の近所のOMさんは、837x4パラレルでゼロバイアスGGアンプのプレートに1000Vもかけて、八重洲無線のFL−100B送信機でドライブしていました。ピークで1Aも流れていましたので、パワーはそこそこ出たものと思われます。スプラッタも多かったのかもしれません、バンドのどこかにOMが出てくるとすぐにわかりました(こちらの受信機が相互変調に弱かったのかもしれませんが)。OMのパワーアンプは入力同調回路など入っていませんでしたが、1mくらいの同軸ケーブルで接続されたFL−100Bでは同調回路は追従できたようです。OMがパワーアンプをONにすると、すぐにわかりました。SSB音声のピークがつぶれて、鼻声になったからです。さてこちら、新品(しかもペア球)の837を入手しましたので、OMのアンプを思い出して、この球2本で写真のアンプを製作してみました。パイマッチのタンクコイルは14メガ用です。
> RCA 837という五極送信管とりあえず入力回路はGGにしましたが、GKアンプにしてもいいと思います。ゼロバイアスでもバイアス動作でも使用できるよう、グリッドやスクリーンにはバイパスキャパシタを取り付けています。入力にパイ型同調回路を入れていますが、取り外すと現代の半導体エキサイタでは追従できないと思います。ゼロバイアス動作点とバイアス動作点では、入力同調やプレート同調の最適位置が大幅に異なるのがわかります。
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