Henry 4K-ULTRA のようにステップアップ回路など入れるともうすこしスマートになるのかもしれませんが、パワーが大きいと大変です。 4K-Uでは、ジェネラルカバレッジのためのバリLの巻き数を増やすために、50Ω入力を200Ωにステップアップしてから、パイ型入力同調回路に入れています。そのほうがRFの取り扱いがし易いからでしょう。
送信機の同軸出力からスペクトラム・アナライザへの結合は、43の手前に挿入した同軸ピックアップを使用しています。800MHz帯付近の送信装置で使用されていた同軸管用の方向性結合器を利用して製作、各ポートにはN型コネクタを使用しました。 -40dB at 14MHzとなるように調整したもので、6dB/oct.の減衰特性をもち、当然ですが結合回路は50Ω終端です。