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初めまして那須次郎さま。以前知人のW氏よりこちらのサイトを紹介され訪れました。大変興味を引く内容の数々に驚いております。拙作HPよりリンクを張りたい旨をお伝えしようとメールアドレスを探したのですが、分かりませんでしたのでこの掲示板に書かせて頂きます。以下URLよりリンクさせて頂きました。http://www5a.biglobe.ne.jp/~jh2clv/link.htmPS:伊藤健一氏のアースシリーズをこちらで拝見したのも驚きでした。伊藤氏はアース回路を体系的にまとめられた最初の方で、私の尊敬する人です。また放送用HPAの権威でもあります。
望月さん、こんにちは。貴殿の熱気あふれるHPでリンクされる件、光栄です。送信機の急所であるタンクコイルに棒が突き刺さっているのは気になりますが、HFからVHFまで、きちんとした手法で実験し、詳細に記録されていらっしゃるのを拝見しました。Webの記録は、ある日突然消えてなくなることがありますから、必要なことは硬いものに残しておく必要があるでしょう。伊藤健一さんの「アース・シリーズ」、たくさんの愛読者がいることでしょう。放送機器の設計・製作・保守の現場で実践的な経験を踏まれたかたですから、(ただの学者の本と違って)読んでいて飽きないですね。アマチュアに欠けているプロの知恵をお持ちの貴殿も、なにか、ぜひアマチュアのために歴史に残る一冊をまとめてください! ひとりで書くのは大変なので、何人かで合作がいいかもしれませんが。
那須次郎さま・・・タンクコイルに棒が突き刺さっているの・・・殆どのOMの皆様がシャフトのタンクコイル貫通とショートリングに疑問を持たれますが、一度お試し頂ければ納得されると存じます。私は、アマチュアの世界ではタブー視されて来た事例をテーマにした製作にトライしています。OM諸氏より様々なご意見を頂戴致しますが、このスタンスを守って行きたいと思ってます。すでに35年程経ちますが、伊藤健一氏著の「アース回路」と「アースと熱」の初版を手にしたときは圧倒されました。これが物造りの心なんだなと思ったものです。このような方が、国内メーカーの殆どに居なくなってしまい非常に残念です。
望月OMにならって、私もある種のタブー破りはしているかと思います。まあ、お見苦しくない範囲で、ちょっこり、とですが。なにか意味あるタブー壊し、これは面白い。でも皆さんが真似しだしたら、止めたくなるかもしれません。コイルに棒を突き刺すのは、当分だれもやらないと思いますが。伊藤さんのような方がもう業界にいない? ということは、プロジェクトXものでしょうかね。もしかして、アマチュア界にも、もういないのではないか、と危惧しますが、まだ少し生存ありですよね。ただし、本当に、ほんの少数です。あとに続くひとがいないことに、皆さん早くお気づきになるほうがいいです。ぐずぐず言っているひまはない、と思います。なんとかしないとね。棺おけのフタがしまる前に。
那須次郎さまどうも国内では大先輩の言われた事や書かれた事が神話の如く継承される雰囲気があります。理論的・実験的な裏付けがなく継承されている部分が多少ですがあると思います。「コイルにシャフトを突刺す・・・」のは、π回路を出力側からSWでショートさせるバンド切り替えと比べたら・・・如何でしょうか?。
なるほど! コイルのタップをショートする・・・ようなものですね。ただし、コモン端子はコイルの真ん中あたり、ショート接点はコモンの上と下の両方、ですが、接点はショートしないで接近するだけ。おそらく、こう考えるのですね。まるいコイルとリング同士ですから、変な寄生共振は起こしにくいのでしょう、か。(タップ引き出し線、これは寄生共振する!!)私が心配だったのは、RF電位の比較的高い部位でコイルに接触する金属片(本来は、なくていいはずの接点=つまりショートリングのシャフト部分ですが)があり、その接触点での不安定要素が発生しないかな、ということです。たとえば(ほんとうに)ショート接点なら、いやでも電気のほうから流れて引っ付いてくれますが、この場合はどうかな・・と。もし接触不良などの状態が生じると大変です。電位差を生じます。シャフトが絶縁棒でも、RFは乗るわけです。パネル側にでてくる位置でツマミを触って、出力が変動したり、同調点がずれることはないでしょうか。高電位に近いところの尖がり棒なんかも、あれば危険ですね・・まあうまく動作しているようですから、すべて杞憂だったということになります。オバケや火花が出なくて幸いでした! (でもやはり、気分的には「電線踊り」みたいです・・電線にスズメが3羽・・というあれ。電気が流れなければ感電しない、と。表紙の4CX-10000Dのアノード電極の上で逆立ちする気分、も同様でしょう。すみません、しつこくて。老化現象でしょうか・・・ハテ)ちなみに、この手の同調方式は、1) 20年くらい前のARRLアマハンにある6m用4−1000Aアンプ(8877だったかも?)の、コイルをテフロン板ではさんで、ネジでしめて伸縮する方法、巻きの長さが半分に縮むと周波数はどうなるかな? いずれにしても可変範囲は広そうです。2) Eimac Amateur Service Newsletter にある業務用60MHzくらいの、3−1000Zx2パラGGアンプのミュー同調、これはタンクコイルの中に金属の筒を挿入して同調させています。(入ると周波数が上がる)ただし可変範囲は数%と小さいようです。環電流(というのでしょうか)によるロスはどうなのでしょうねえ?・・・どうも真夜中というのは、イケマセン。いろいろ妄想がでます。
那須次郎さま毎日暑いので変な格好で寝るせいか首筋や背中の筋を痛めてしまい、首を回せない状況です・・・。種々のデータ参考になります。ショートリングの話を発展させると、シールドボックスの影響に発展してしまいます。波長比で見たらVHF帯の数十〜数百倍もある160mバンドのコイルを、何の疑問を持たないでシールドボックスに収めるとインダクタンスが低下します。その低下度合いがシールドボックスのショートリング効果です。と言うことで、多かれ少なかれ金属の閉回路にコイルや同調線路を納めるということはショートリングと背中合わせだと考えています。ショートリングがコイルの内側にあるか、外側にあるかの違いと考えています・・・影響の大小はありますが。コイルを突刺す位置はなるべく低Z側が良いのですが、機構上の(パネルレイアウト)の都合で止む無く高Z側にする場合もあります。高Z側ですとご指摘の通り対グランド間の電位が高くなりますので、タイトカップリングとテフロンシャフト経由でパネルに至ります。てシャフト部分は誘電率によりRFが流れますのでKW出力では十分な絶縁と耐圧が必要になります。
日本では知る人も少ない名機を紹介します。カリフォルニアの超有名OM所有のパワーアンプです。 1972年、アーサー・コリンズの退社に伴い、その時代に活躍したコリンズ社のエンジニアたちにもいっしょに退社したものがいた。あるものはゲイツ・ハリス社に移籍し、それまで同社が培った技術とコリンズ社の技術を融合させたのではないかと考えられるオートチューンの大型パワーアンプALT-10を世に送り出している。
ALT-10 その名のとおり、定格出力は10KW。ありがちなオートチューニングの不具合にも対処できるよう、フロント側から手動同調も可能である。・・・とのことですが、どこぞのドアを開けるか、チューニングボタンを押すのでしょう。みなさんは、こういう歴史に興味がありますか?そういう昔話をそろそろまとめる時期じゃないか、と思います。
このカリフォルニアのOM所有のアンプの話も含めて、208U−10伝説をULした直後、不思議なものでここ何年かは連絡がなかったその本人からのメイルが到着しました。いわく、・・・ I HAVE BEEN WORKING ON A "HARRIS" MILITARY 3-PHASE LINEAR AMP WITH A 4CX3500A7 EIMAC TUBE IN THE FINAL. THIS RIG IS MANUALLY TUNED AND HAS 3 STAGES OF DRIVE, (SAME AS COLLINS 208) AND NEEDS ONLY 0.1 WATT FOR FULL OUTPUT. WOW、そんなアンプがあったんですねえ! ずんぐりした4CX3500A(7、ではない?)を使用したPAがハリスからでていたとは存じませんでした。この球はVHF用に使用される新しい品種なので、よもやHF業務用アンプとは、考えたことがなかったのでビックリです。 430メガには困難があるでしょうが、144メガとか50メガ用には最適な送信管です。当然、HFでも良好なはず。 記述中、3段の208Uとあるのは、U−3でしょうか。U−10は4段ですから。 この話には続きがあって、このOMさんは3相電源を自宅で使用できるようにピーター・ダール社特性の単相トランスに載せ替えた、作業は難航して1年もかかった、とのこと。・・よくやるね〜、と感心しています。それにしても彼はもう88歳くらいのOTですよ!! 私も、元気で長生きしたいものです。
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