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あれ?まだ隠れ住人がいましたよ・・・(何人いるのか。。管理人失格!!)THKのHL-3KDx 3CX1200A7x1
HL-3KDx 後ろ姿
> THKのHL-3KDx 3CX1200A7x1 東ハイが、まともなブロワを採用するようになるのは3CX800A7x2使用の初期バージョンHL−3Kになってからです。 しかし、この高感度かつUHFまで使用可能の送信管では、高周波取り扱いのまずさから異常発振などが続発したうえ、おそらく球のコスト上昇のためでしょう、3CX1200A7に切り換えられたのです。 しかしこの(もともとは3−1000Zの中身を入れたような)ひねくれ者の送信管=プレートフィンが内部でねじれているうえ、直径が小さいので、大変これまた空気抵抗が高いフィンなのです。(縦長の送信管は風圧抵抗が高いと考えて良いでしょう。例、4CX5000A>4CX10,000D) これを冷やすブロワにはどんな製品を採用したのでしょうか?
残念ながらFANは写っていませんでした。現物は元箱に入ったままリビングで台になっています。どこかからリクエストが無い限り。。。当分、日焼けしませんね。
内部は、3CX800A7x2のHL−3Kと随分違いますね。問題点を洗い出して根本的に作り直したのでしょう。冷却は問題ないのでしょうか?? この球は直熱管なので、きちんと冷却しないと、フィラメントを点灯するだけでも故障します。 この球はそう高い周波数は増幅しませんので、VHF〜UHFで発振する機会が少ないのですが、グリッド電極がピンで出ていること、および図体が大きい分、ちょうど数十MHz台(low VHF帯)で寄生共振することになりますから、全体のインダクタンスに見合った分のL分が大きめのパラシティック・サプレッサを入れるほうがいいかもしれません。(これは昔ながらの4−1000A、3−1000Zと同じだと思って対応すれば良い) それと、ドライブがたくさん必要なので、32S送信機なんかでお上品にドライブするにはやや大変です。3CX800A7のように敏感にスイスイとプレート電流が流れて出力が出てくるようにするには、プレートに4KV以上は掛けてやらないといけません。 3CX1200A7の低歪み特性を生かして、これをGKアンプ(つまりグリッドドライブ)で使用したらどうなるか、と14メガで予備実験までしたことがあります。結論から言うと、(RFアンプとしては)あまりメリットがない印象です。理由は、・中和が大変(ブリッジ中和ではCnが大きすぎて厄介、プレート同調Cの10%相当くらい必要、つまり別の三極管専用の中和回路が必要になる)、・AB2級ゆえにグリッド電流を流して使用するので、グリッド同調回路のスワンピング抵抗に相当消費させる必要がある、したがって低いインピーダンス対応の入力同調回路になるので、とってもbulky。・そんなものに充分結合させるためには密結合のリンクコイルが要る、マッチング調整が大変、・ドライブに20W、スワンピング抵抗にもそれくらい消費させる、低インピーダンスの同調回路のロスもある、したがって総合的にゲインはGGアンプの2倍くらいしか取れない、・・・等々。オーディオアンプとか3.5メガ用ならいいのかもしれませんから、どなたか実験してみては?
撮影すみのAMPの住人紹介は終わりましたが。。。。未撮影の住人が居ました。処女未公封のDENTRON出身が居ました。元箱は開けていません。。。。。。。そうそう。。。近日、海を渡って43歳の小鳥が卵を沢山抱いて7羽飛来します。旅の疲れを癒したらお披露目です。
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