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皆さん始めましてよろしくお願いします。過日オークションにて手に入れた中古3CX3000をエージングを兼ね電流を流してみました。トランスは西崎さんところで8.2v52A。2次巻き線は2×10mm 太い! スライダックを使い3vで1日通電後電圧7.5V迄を上げていきます。この時点では電流計なし、熱い。 とある掲示板でヒーター電流を測っているのが目に留まりクランプメーターを入手、計ってみました。5.0V - 45.6A 5.5V - 48.3A 6.0V - 51.0A 6.5V - 53.6A 7.0V - 55.9A 7.5V - 58.3A6.0v 辺りで定格電流を確保できていますが実際運転する場合は 電流優先、電圧優先 どちらがFBなんでしょう?クランプメータ SANWA DCL-30DR 誤差 はて?
万年次席さん、こんにちは。つぶさにいろいろな3CX3000A7でフィラメント電流を測定した経験がないのですが、> 5.0V - 45.6A 5.5V - 48.3A 6.0V - 51.0A 6.5V - 53.6A 7.0V - 55.9A 7.5V - 58.3Aずいぶん電流が流れています。真空管の製造元、アンプあるいは電圧計はどのようなものでしょうか? > 6.0v 辺りで定格電流を確保できていますがちょっと怪しいデータに見えます。電圧測定値は正確でしょうか? 3CX3000A7製造元の推奨データはいずれも7.5V±3.7Vでしょう。実際運転する場合は 電圧をまず設定して、これで規定の電流51.5Aが流れることになっています。あえて優先するとしたら、これは電流でしょうが、電圧を守る習慣は、大電流を測定するのが大変だった時代からの名残りですから、 送信管を製造する場合は、それほどばらつきが出ないようにするのが常識なのじゃないでしょうか。ただし電流を観察してみるとわかりますが、ある電圧まで電圧を上げて、一度上昇した電流は、しばらくの間は電流が減少して行き、その後、安定します。フィラメント温度が上昇して抵抗値が高くなるためです。おそらく数秒、十秒くらいは変化しています。もちろん規定の電流というのは、安定してからのものでしょう。
> 3CX3000A7製造元の推奨データはいずれも7.5V±3.7V訂正、7.5V±0.37V でしょう。なお、古い(カソード・エミッションの良くない)送信管ではフィラメント電圧を高めのほうにして電子放出を確保するほうがいいかもしれません。
那須次郎さん今日は、ご意見ありがとうございます。テスターの検証を行ってみました。DMM R6551、 ノイズメータ VP-9690A、 ACボルトメータ M-174、 テスター 三和 CD800これらで 7v位の AC を測ってみましたがいずれも +−0.1v の範囲に納まるようですので良しとします。
ヒータを灯すために作ったシャーシーです。下部から送風すべきでしょうが面倒。プレートが熱くなるわけではないのですが取り付けやすいので上部から吹き付け。トランスからヒーターソケットまで3.2mm EC線 50cm程。
たぶん高周波電源からのもの。
準備中では有ります。トランスより重いオイルコン、腰を痛めます。今や部品は 中国かロシア圏に豊富。 ebay に多数出品。中国は4日もあれば届きます。耐久性は不明
さきほど秋葉原の測定器店に寄って質問してみました。クランプメーターの測定精度は、カタログ上は2.5%とか1%とか、価格により若干の違いがあるようです。しかし万年次席さんのデータだと1割超も多く電流が流れることになります。なぜでしょう?米国内には、フィラメントを張り替えるような真空管再生業者もいます。そういったところでお世話になった再生管なのでしょうか?CPI−Eimacの3CX3000A7のフィラメントはストレートなトリウム・タングステン線かと思いますので、張り替えは可能なのでしょう。Svetlanaのカタログを見ると、こちらはメッシュだと書いてあります。張り替えは無理で、まるごと交換するしかないですね。中古球のフィラメント電流を測定してみると、いろいろ違いがわかるかもしれません。写真拝見しました。実験セットアップでちょっと気になりますが、フィラメント端子、特に内側のピンが相当高温になるので、プレートフィンよりもそちらを冷却することをお勧めします。なにしろ300W超のヒーターそのものですから。高温のためにセラミック封印が劣化することがあります。プレートのほうはむしろ大きいうえに熱源から離れていますので、それほど高温になりにくい(時間によりますが)と思います。大電流が流れるので、フィラメントチョークなど途中の線路で相当電圧降下があります。正確に測定すると、3.2mmΦの銅線1mくらいでもロスが測れるかもしれません。実際には、フィラメント端子から電圧を取り出して測定しなければなりません。しかしGGアンプではRFが乗るところですから、あるいはこれを見越した分で、メーター回路で整流後の電圧を補正する必要があります。
私のクランプメータも7〜300A では確度 プラマイ 2.0%rdg + 5dgt (rdg?なんでしょう)と書いてあります。ピークホールドがついているので突入電流も判りそう。球の履歴は不明です。 米では再生球も有るようですね。グリッドリングを外してプレートに紙筒でも巻きシャーシー下部に風を送れば少しはマシでしょうか、確かに現在ソケットがチンチンになってます、フローリングが焦げそう。TOPバンドを考えるとチョーク用電線はなるべく太くしたい処です、西崎さんにお願いしてトランス2次巻き線を10m譲ってもらったのですがとてもじゃないが ”こんなもので巻けるか!” 状態。電力優先もありかも 電流*電圧 を 375wに。電流を読めるようになると悩ましい?
> 6.0v 辺りで定格電流を確保できていますが実際運転する場合は 電流優先、電圧優先 どちらがFBなんでしょう?電圧測定点はどちらでしょうか?大電流の場合、たとえば電線をねじ止めしてある部分で測っても接触抵抗で大きめに出ます。真空管のボディに直接テスタを当てるのをお勧めします。
こんにちは、ヘンリー屋さん。2枚目の画像よく見えませんがトランス出力端子をわに口で咥えて測ってます。この球のボディに直接当てるのは無理でソケットで計るのがベストでしょう。
ところで万年次席さん、フィラメント・トランスの鉄芯、温度上昇はいかがでしょうか?フィラメント電源の交流波形をオシロでみてみませんか?
ヒータートランスの上にアルコール温度計のボッチを置いて軍手を被せてみました。3時間後53度を示していましたがもっと高いように思います。トランスに手のひらを押し付けてすぐに我慢できなくなります。以上50A負荷。波形を見てみましたがなんか変、日によって微妙に変化します。写真は一次側無負荷開放(シャック内)200vです。二次には相似形のものが現れますので磁気飽和とかは考えなくてよさそうですが。
米国の友人経由で問題点を検証してみました。以下に判明したことを列記してみます。1)新品の送信管を使用する場合、十分なエージングのあと、まず所定のドライブで所定のプレート電流、出力が得られる範囲内で、できるだけフィラメント電圧を下げていく。2)球が古くなりプレート電流が流れず出力が低下した場合、フィラメント電圧を上げてフィラメントから放出される電子の量(エミッション)を確保、所定の出力を確保する。3)この操作をおこなうことで、送信管の寿命はカタログデータの2倍になる。4)CPI−Eimacは、1990年代末に3CX3000A7のフィラメントの長さを短くしたことが、真空管再生業者Econcoからの情報で判明している。5)その結果、それ以降に製造された3CX3000A7のフィラメント電流の規定の範囲は、46〜57Aとなった。6)Econcoで再生された3CX3000A7であっても、もとの製造時期が上記以降の場合は同様にフィラメントは短いため、フィラメント電流は同様に多くなる。7)送信管が古くなり、フィラメントに蒸着させてある酸化トリウム皮膜が薄くなると、フィラメント電流が多くなる傾向がある。8)Econcoなどの再生業者で再生した送信管では、もとのブランドのロゴは消されて、再生業者のロゴを印刷している。万年次席さん、以上で貴殿の3CX3000A7のフィラメント電流が多い理由に、おおよそ説明がつくかと思いますが、いかがでしょうか? お手持ちの球の製造次期を確認してみてください。4桁数字で、年と週を示していますので。なお、インラッシュカレントへの対処や、高い周波数で使用する際の対処は、これまでに以前の書き込みで述べたとおりです。
追伸、ということなので、万年次席さんの3CX3000A7では> 5.0V - 45.6A 5.5V - 48.3A 6.0V - 51.0A 6.5V - 53.6A 7.0V - 55.9A 7.5V - 58.3Aこのうちで所定のプレート電流、出力が得られるあたりで電圧を設定すればいいのではないか、と思われました。エミッションが不良の球では、20%くらい電流を多く流してやることになる、と友人は書いています。
>7)送信管が古くなり、フィラメントに蒸着させてある酸化トリウム皮膜が薄くなると、フィラメント電流が多くなる傾向がある。この記述については、古くなるとフィラメントの抵抗値が低くなるのか、温度が低くなるのか、よくわかりませんでした。しかるに、とりあえず古い送信管ではフィラメント電圧を上げてやって、フィラメント電流を多くして温度を上げることでエミッションを確保するものだ、という理解で十分かと思われます。
> フィラメントに蒸着させてある酸化トリウム皮膜が薄くなるとと書いたのですが、傍熱管ではあるまいし、これは私の勘違いです。トリウム化タングステン、つまりトリウムを含むタングステンでフィラメントができていますので、古くなった送信管では表面に近いトリウム(タングステンよりはるかに電子を放出しやすい物質です)が減少しています。この場合、フィラメントにより多くの電流を流して高温に保つことで(=エージング)、トリウムが活性化する、ということでしょう。タングステンの深部に埋もれているトリウムが表面に出てくる、と書いてある教科書がありました。「放送機と発振器の設計と調整」(上巻) 島山鶴雄
こんにちは次郎さん、貴重な参考資料ありがとうございます。科学だけでなく化学もかかわってくるのですね。さて 球はEimacのオリジナルのプリントですから再生された物ではなさそう、球に記載された4桁は 8825 で 88年第25週でしょうか。90年代末とは少し離れていますね。電源波形について電力会社の窓口に行ってお話してきました。若い担当者は調査してみますと言ったのですが1週間過ぎて音沙汰なし。ヒーター電流については運用優先となりますか。<< 写真 >> まだまだ道は長いです。
写真拝見、万年次席さん、やってらっしゃいますね!電線リールからの巻き取り器具も本格派を思わせます。しかし、ずいぶんと太いRFCですが、35mmくらいでしょうか。何MHzで運転なさるのでしょうか? 18-25MHz台くらいにホールが出るかもしれませんね。インダクタンスは必要最小限がいいと思います。太めのRFCを巻くとインダクタンスは少ない巻き数で取れますが、同時にホール周波数が下がる印象です。0.8mmくらいのホルマル線の密着巻きであれば、RFCの太さは25mmくらいがいいように思います。それと、いつも気になるのは、出力側同調VCとロードVCを縦に並べるとすると、どうしてもプレートVCを高いところに取り付けることが多いのですが(なんとなく、でしょうけれど)、電気的に見ると真空管のアース側に近いほうが当然プレートVCであるほうがいいかと思います。(この場合は3CX3000A7のグリッド側がアースの起点)では逆に高いところにプレート同調VCを取り付けてみるとどうなるか、ですが、HFの低い周波数ではどうでもいいことかという気もしますが、高調波領域あるいは寄生振動のVHF領域から見ると、プレート・アースまでの経路がずいぶん長くなります。つまりこれにより形成される寄生共振回路としては、周波数が低くなることで、より発振しやすいゲインの高い周波数になる、という状況になるのです。確かに、理由は解説されていませんが、一般的にRFアンプ製作の伝説では、「プレートVCは送信管から最短距離に取り付けるように」とは言われています。たぶんこれは、上記のような理由がそのひとつだと思います。送信管は異なりますが、「これ以外の取り付け方では正常動作は保証しない」、とまで書いてある製作記事もあります。送信管を挿入したときのプレート・VCを経てアースまでの経路の共振周波数を測定してみましょう!!(ディップメータか何かで。)ところでACラインですが、波形まで見るひとはそういないので、担当者の方もさぞビビったことでしょうね!!電圧変動もけっこう目につく値の場合もありますので、ひまをみて電圧を読んでみてください。急にガクっと低下したかと思うと、ポンと上昇するなど、かなり急峻な変動の場合があります。注意深く観察していると、電圧急上昇のときにフィラメント・トランスが一瞬グワッと唸ることがあります。
いろいろ参考になります。ヒーター電圧計の校正しようと思いながらもなかなか出来ません。電流まで測ってみると更にいろんなことが分かってくるんですね。電源の波形が歪んでいますが、最近の電源状況ってこんなものなんしょうかね?当家のアンプも動作状態がどうなっているのかさっぱり分からないので、調べて手入れしたいのですが、なかなか出来ませんです。
実はまともな製作物は初めてだったりします。小さなキットは時々作っていましたが。次郎さんの重箱本、過去のアンプの製作本、皆さんのWebでの製作記録等の紹介。大変参考になります。こうすればよい、こんなのが有ったら良い。いいとこ取りで出来るはずなんですが実際は箱の制約などで思うように行きません。 400*600*2 のアルミ板でRF部の箱を作りました。箱だけ見ると大きく見えてこれなら楽勝に入るなと目論んでいたのですが各部品にちょいと大きめのものをチョイスしたためクリアランスを取るのに四苦八苦です。 RFCは30Φのテフロンに0.7mmを155mm幅 (約220回)≒245μH。1.9-3.5Mhz用です。PLATE_VVC取り付けに検討の余地ありですね、内シャーシーを作り直さねばならないかも。そろそろお仕事に戻らないといけないので続きは1年後?になります。 FB_HAM_LIFE!
PPタンク回路のVCについて那須次郎様より問いかけが有ったので、記事として書き込みます。>ところで、VHF帯P−Pアンプのスプリット・ステーター>(あるいはバタフライ)VCの、ステーター中点はアース>しないほうが安定する、と'60年代後半か'70年ごろの記事に>書いてあるのを読んだような・・・あいまいな記憶があるの>ですが、何かご存じでしょうか?> (否、ここはアースするものだ、とか?)はい。この事で、一番最初に悩みました。バリコンの選択でステータを接地する端子が無いものが有ったからです。http://jf3dri.tea-nifty.com/blog/2007/12/pp_13e5.html回路をいろいろと調べたところ・・・、①ステータ中点をアースする場合 ⇒この場合、タンクコイルの中点をRFCで浮かせてから パスコンでバイパス。 (アンバランスをコイルで吸収)②ステータ中点をアースしない場合 ⇒この場合、タンクコイルの中点は直接パスコンで バイパス。 (アンバランスをバリコンで吸収)ただ「これが答え」という訳でもなそさうです。JH2CLV望月さんのWebに4-1000A ppのTV用送信機の例がありますが回路中だけでもいろいろです。http://www5a.biglobe.ne.jp/~jh2clv/test&data/tvtxengineering.gif誰も使っていないし、モノバンドだからとPushPullを採用しましたが、結論から言って50MHzでは 「めんどうだけでメリットはあまりない」が実体であります。
> 回路をいろいろと調べたところ・・・、> ただ「これが答え」という訳でもなそさうです。> JH2CLV望月さんのWebに4-1000A ppのTV用送信機の> 例がありますが回路中だけでもいろいろです。はい、確かに。RSGB版 VHF UHFマニュアルを見てみました。大きめの電力のアンプでは中点は浮いているものが多い印象です。回路的には球1、球2のそれぞれのグリッド、プレートが180°位相差があればいいので、アースについては一番簡単なのは浮かせておく、ということだろうと解釈しました。しかし浮いているように見えるステーター、シャフトには高圧がチャージされますので絶縁しておくほうがいいですね。 > 誰も使っていないし、モノバンドだからとPushPullを採用もう10年くらい前だったかと思いますが、月刊ファイブナインに4−250A P-Pの50MHz アンプの紹介記事がありました。(記事を読んだ印象は、自分で製作なさったというよりは、筆者が入手した?このアンプの紹介記事という印象でした)その昔(相当、昔です)、某OMが50メガ日本一をめざして、優れた技術を持つ某OMその2に依頼して製作された、あの伝説のP-Pアンプじゃないのか、と私は思ったのですが、確認していません。あの雑誌に掲載されるのも、何かオカシイな、と思いましたが、とりあえず製作・使用例は、あります。
GG push-pull回路の採用例は少ないですが、月刊59誌1993年3月号に3-500Z GG PPの製作記事があったので参考としました。(4-250Aの記事は解らないです)得に、フェライトコアによる180°位相反転回路などは流用させてもらってます。シングルだと、増幅に使用するのは、正の片サイクルだけだけど、GG PPだと、上下両方使うので、入力側のインピーダンスがドライブ電力によって激しく変化するAB2〜B球にとって有利であると記載されていますが果たして??また、N6JV Normのページにあります。http://home.comcast.net/~nwilson343/amps.htmlこのシンメトリーの美しさにも惹かれました。もうひとつ、モービルハム誌1992年8月号に、6JS6Aを使ったGG PPの記事があり、パラレルとPPとの比較で記載されており、Cpgが大きい6JS6はPP が遥かに安定で出力が得られるとの事です。100TH/250TH/450THのような古典的3極送信管を使った古い使用例は殆どが回路的に中和が楽なためか、Push-Pullになっていますね。
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