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1kW免許を受けている CE2500 という3CX3000A7使用のリニアアンプ、高圧は入るものの、どういうわけかドライブがかからず。鼻センサーで異常を感じたので、裏フタをあけて調べてみました。
くすぶっているのは、この低圧回路のダイオードでした。発煙!!しかし電圧はある程度出ているようで、電源断でOFFディレーは動作し、ブロワーはしばし回り続けています。
ダイオードをブリッジ用があったのでこれに交換、さてうまくいくかとおもったのでしたが、やっぱり送信できず。そのうちこちらも、発煙し出したのでした。
内部をつぶさに観察することにします。まず電源上側にある、ブロワや平滑キャパシタ(これはオリジナルではありません)、フィラメント・トランス、タイマーリレーが見えます。
高圧回路の一次側、ステップ・スタート用のソレノイド・リレーと突入電流緩和用抵抗(ニクロム線)。高圧二次側のチョークと並列に入るオイルコンが3個。左は高圧ブリーダー抵抗です。まだ見ていませんが、低電圧回路の負荷がショートに近い状態で過負荷なのかもしれません。たとえば、どれかリレーの巻き線がレア・ショート、とか。ドライブがかからないのはそのため??
私の場合ですが、同じ事象で入力切り替えのRL-2(1365PC-2C-12D)に抱かされたDi が不良(ショート)でした。さて、この場をお借りして質問です。CE-2500はバンドSWが弱点ですが大型の物に交換される例を見かけますが、何処の何という製品なのでしょう?また入手先をご存じの方いらっしゃいますか?
8877x2さん、INFOありがとうございます。同じ故障の可能性がありますね…後日報告しましょう。こちらのでは、送信に切り換えると出力メーターが若干増加して見えます。実際になにか出力されているのか、スペクトラムを見るかしないとわかりませんが、異常発振がある?GGアンプの入力が(たとえばリレー動作不良で)オープンだからといって、異常発振するようだと問題あり、ですね。オリジナルの状態ではどうでしょう?バンドスイッチ、型番はマニュアルに書いてあるかと思いますが(今手元にありませんが)、いかがでしょう?
CE-2500ですが、球の特性と回路構成上、インピーダンス変換が大きく無理した?使い方をすれば色々と問題が発生するAmpだと思います。特にπマッチのプレート側を見ると素人目にも無理を感じます。前オーナーのお話(私は2ndオーナー)では過去に1度、タンク回路のロータリーSWを純正品をCEより取り寄せ交換したと伺っています。CE-2500は “CE-5000の謙廉版”と、那須さんの過去コメントにありますが、そのとおりだと思います。球の大きさと2500のネーミングから、軽く使う!が前提で設計されたAMPと言うことなのでしょうね。従って、オリジナル状態でもJAの法規内で運用すれば何ら問題は無いのかも知れません。しかし、球のポテンシャル目一杯を期待する方も少なくないと思います。(ちなみに私は前者です)回路図、部品表は手元にありますが、色々なHPを拝見すると少し大きめの物に交換された例を目にしたので、ロータリーSWの入手経路や交換後の状況が気になったわけです。(私はこのAmpを実践配備していません)USで有名な?Nebraska を見ると似たような物を扱っていますが、ポジション数が既存品とピッタリの物はありませんでした。皆さん何処から入手されたのでしょう??製造時期の違いなのか私が所有する物と那須さんの物はロータリーSWが異なるようです。私が探し求めている物(Model 88)をお使いのようですよ。私の物:Radio Switch Model 86 那須さんの物:Model 88 耐圧が違うだけで電流容量は同じ30Aのようです。(写真の右側がModel 88)バリLも製造時期で違いがあるようですが、こちらは那須さんの物と同じ物でした。さて、私の経験した入力RLのDiトラブルですが、那須さんと同じで送信してもドライブされないことで発覚しました。この原因を探すのに少し時間が掛かりました。FUSEが飛ぶわけでもなく、分かり辛い故障でした。
Radio Switch Model 86 というスイッチは、ハムラジオ誌やRadio Handbook (W6SAI)のアンプ製作記事で使用されていたものかと思います。「いいスイッチがあるものだ・・」 と感心して見た記憶があります。うちに来ているのは、かつてアクティブなコンテスターとして知られたSaitoさんのもので、・・・バンドスイッチを交換した、とおっしゃっていたかもしれませんが、別のOMの話だったかも知れません。(確認しようもなく、スミマセン。)50Hz地域で使用すると、ブロワの回転数が少ないためゴロゴロと回転音がうるさい印象です。高圧トランスも唸りをあげていたので、240Vのタップに200Vを入れて、ちょうどいい、となりました。もちろん高圧も低めになりますが、ブロワの風量も少ないので、このほうが安全です。半導体は半永久的、なんていう回答例が昔のアマチュア無線従事者国家試験問題でありましたが、半導体は実は腐っていくようで、’70〜’80年代のICやらダイオードがどんどん故障しています。
W6SAIが書かれたRadio Handbookは23rdを持っていますが、これまでVVC+バリL中心で大型のバンドSWを使うAmpに振れる機会が無かったので見落としていました。この本は理論より実践中心に書かれているので理解しやすいと思います。またEimacのエンジニアだった方が書かれただけに説得力がありますね。書籍を改めて見直し、同じバンドSWが至る所に使われているのを確認しました。CE-2500は球の定格目一杯、または安全率を高めようとする場合、各所に問題を感じます。時間を掛け少しずつ改善、納得できる形になったところで実践配備を考えています。しかし、この切替えSW部分は根本的に無理がありVVCに交換しない限り無理かも?>’70〜’80年代のICやらダイオードがどんどん故障しています。私も同感です。ロックウェル時代のTransceiverを所有していますが1979年に発売され、2千数百台が製造、一部は米軍も使った?とのことですが、これまでに半導体絡みの不具合で3回故障しています。(それ以外にも故障歴あり)簡単な電源トラブルは自分で修理できましたが、Control基板のトラブルは自力で直せず御仁の力を借り修理して頂きました。どうもこの時代の9Mあたりで製造された半導体は耐久性が劣るようです。Pro-markと書かれていますが、何処を見ても本当にプロが使うことを前提に開発された物か疑問を感じます。でも良い部分もあります。通信機の基本的な部分ですが、音が柔らかなので長時間のCW運用など、このセットが一番疲れません。そんなわけで15年以上もシャックの一等地に鎮座しています。
はじめまして。TAROです。フィン付きの角型ダミーロードを所持しております。メイバンがなく詳細不明なのですが、形状と寸法からバードの100W用の100−ST相当品と思われます。これを油漬けにして短時間(5〜10秒)負荷で利用できるようにしたいのですが可能でしょうか。どなたかアドバイスをお願い致します。近々JRL−3000Fで1KW免許を申請する予定です。お手数掛けます。よろしくお願いします。
1KW検査に使用するなら、ちゃんとした1KWに耐えるダミーロードを購入するか、作るか、したほうがいいのでは?JRL−3000が購入できるのであれば、1KW連続ダミー位の入手は簡単でしょう。そんな中途半端な100Wダミーを使うのはどうかと思いますよ。検査中に破損するとどうゆうことになるか、判るのでは?
> フィン付きの角型ダミーロード> 形状と寸法からバードの100W用の100−ST相当品TAROさん、こう考えてみてはどうでしょうか?お手持ちのダミーロードに10W消費させたときに発生する温度上昇は何度になるでしょう。たぶん常温からゆっくり、対数曲線で?ある温度まで上昇して、やがてなだらかなカーブになり、そのうち一定のところ(プラトー)に達することでしょう。発熱と放熱の均衡がとれる温度で落ち着くことかと思います。このダミーロードに10倍の100Wを消費させたときはどうでしょうか。たぶん同じように常温から温度が上昇して、10Wのときと同様に発熱と放熱の均衡がとれる温度まで、たぶん10倍くらいの速さで上昇していって、やがてプラトーに達するのではないでしょうか。このとき、ダミーロードに加わる高周波電圧あるいは高周波電流は、ともに10Wのときのルート10倍、まあ3倍でしょうか。しかし温度上昇は10倍です。たとえば常温から40℃上昇して60℃になるのが定格100Wのときだとしましょう。そこまで達するのが10分だとすることにします。ただし、このとき忘れてはならないのは、ダミーロード内部にある抵抗体はすでにヒートシンクなどを使って100Wの定格である、ということです。では定格の10倍、1kWを消費させたらどうか?高周波電圧、電流ともに3倍くらいの定格オーバーでは瞬時にダミーロードが破壊することはないのかもしれませんが、どうでしょう。しかしこのとき温度上昇率は100Wのときの10倍であるとすれば、温度が定格100Wのときのプラトー温度60℃に達するのにかかる時間は・・・1分??これは温度上昇が比較的ゆっくりであって発熱と放熱の均衡がとれるときはそうかもしれませんが、内部の抵抗体がいきなり定格の10倍の温度上昇にさらされて、ダミー内部の冷却オイルなりアルミのヒートシンクなり、熱抵抗を有する物質を介して、発熱と放熱の温度均衡が保たれる一定の温度に達するまで、たとえば1分なら耐えられるのか、あるいはもっと短時間での繰り返しなら耐えられるのか、という問題なのです。発熱する抵抗体が短時間であれ、定格の10倍の温度上昇率であぶられて熱膨張は大丈夫なのか? 抵抗体の表面で冷却オイルは沸騰しないのか?数mSecくらいのパルスであれば、抵抗体の熱容量が温度上昇を充分カバーして、急激な温度上昇とならずに耐えるのかもしれません。では1分耐えられるのか、10秒ごとの繰り返しなら何度でも大丈夫なのか(つまり抵抗体に発生する熱に対して放熱が追い付くのか)、これは大きな疑問でもあります。アマチュアですから、まあ実際にやってみてどうか、と考える手はあるかもしれませんが。しかしTAROさんが考案するような方法で、抵抗体が本来のヒートシンクのさらに外側にあるオイルなどに頼って冷却されることになるのでは、本来のダミーロードに比較して、全体の熱抵抗は相当高いと考えられます。定格100Wのダミーロードは、本来の放熱器を使って100Wに耐えるように作ってあります。すなわち定格内の発熱を冷却させるのにはちょうどいいような、抵抗体の定格であり、ヒートシンクの熱抵抗である、ということです。もしこれに定格の10倍の1kWを消費させるとなると、たとえ短時間ずつであっても、抵抗体や周囲の冷却物質との境界に定格の10倍で急激に発生する部分的な発熱が、ダミーロードを破壊する要因になることは充分にありえるのかもしれません。場合によると、耐電圧や耐電流の問題で抵抗体や絶縁物が破壊することもあるかもしれません。このような過激な使用方法では、破壊に至らないまでも、ダミーロードの寿命が短くなることは容易に考えられそうです。いずれにしても、なんとか無事に1kWの変更検査に合格されますことをお祈りします。
角型無誘導抵抗体は円形の抵抗と異なり、表面積が少ない分、各OMの指摘どおり熱伝導・放熱が規格・定格をオーバーするアマチュア規格的な使用方法は絶対的に避けねば抵抗体の破壊や送信機・リニアアンプの破損につながります。長年、ダミーロードの自作をしていますが(破壊の多数経験)的確な余裕のある負荷容量を持った設計(負荷)をしなければなりません。一瞬で煙や火花を出して見たければお試しください。国産の100Wダミーロードの写真をどうぞ!!
これがBirdの250Wダミーロードです。無論、大型のヒートシンクを付けることが必須です。
おせっかい様那須次郎様Bird Houseの住人様皆様アドバイスを誠に有難うございます。おせっかい様仰せの通り、検査中に破損ではまったく話しにならずハイパワーに対する姿勢を問われ、その資格なしとなることは必至です。ご指摘有難うございます。那須様大変丁寧なご説明有難うございます。まったく当方の考えが至らないところを解説頂き、ありがとうございす。ハイパワーで抵抗体を炙るという感じになるのですね。フィンをつけての100Wですので、抵抗体単体はその数分の一、それで短時間とは云え1KWはかなりリスキーなことは理解出来ます。慎重に進めたいと思います。そこで更にアドバイスをお願いしたいのですが、身近に買い求めやすいダミーロードにMFJの250Xというものがあります。これにトランスオイルを入れて使用するのが良いでしょうか。身近なサラダ油ではどうでしょうか。重ねてお手数掛けます。ご意見お願い致します。70年代に一生懸命勉強して取得したライセンスを初めて生かすべく1KW免許申請・許可に向けてチャレンジします。Bird Houseの住人様貴重なご経験談・アドバイスと写真を有難うございます。私のダミーの写真をアップ致します。やはり貧弱です。真ん中が円筒形なので普通の抵抗体が入っているのかと想像しておりました。慎重に進めます。de TARO
TARO様つい、きつく書いてしまいましたが、検査時のリスクを理解していただけて安心しました。ぜひ、無事に落成されることを希望します。MFJの250Xに入れるオイルですが、サラダオイルは酸化が早いので、エンジンオイルはいかがでしょう?当方も以前はダミーロード用の冷却用に使っていましたさらに、無線技師のプライドと制作意欲をくすぐるなら、4Lの空き缶に1KΩ5Wの金属皮膜抵抗20本パラにした、ダミーロードもしくは50Ω100Wの無誘導抵抗を油付けにしては?結構いい感じで簡単にできますよ。いずれにしても、今は、ほしい物は買える時代ですので、機器に関しては、そんなに悩む必要は無いですが、実際にハイパワー局の検査落成をしようとすると、無線局周辺の家のマッチング、景観やインターフェアそして電波防護指針との兼ね合いが、大変ですので、がんばってクリアーしてください。
「油付け」ではなく「油漬け」です。失礼しました。
出番にょうですね。まず、サラダOILは酸化の点と誘電率、水分含有量の点で使いものになりません=リニアでてんぷらでも作って食べるならばどうぞ・・・ご自由に!!鉱物油・エンジンOILも誘電率と潤滑性=熱伝導率でNGです。使うのであればシリコンOILや高圧絶縁油を購入してかならず新品を使うことをお勧めします。中古は特に吸湿性が高い=高圧絶縁油を取り扱うプロは封入時は乾燥した日を選んで行うのが通例です。参考までに当方がこれまでに製作した画像がここの過去のページにありますのでご覧ください。
http://www1.tcnet.ne.jp/ja9vqu/urimasu.htmここをご覧いただいてもお分かりいただけますよ。
500W 3.5GHz 50Ωのダミーです。油浸ダミーは写真のようなBirdの軍用品などが比較的安価で入手可能でしょう。程度によりますが、¥20−30kがジャンクの相場かもしれません。油漏れや抵抗値のずれがないことを確認してください。
しかし最近は油が入っていないダミーロードも多くなりました。No.1293にあるようなハイパワー仕様から、写真・左のような小型のものまで、ジャンクがあります。2G帯まで使用可能な、この大きさで75W定格かと思われます。コネクタはSMA。この大きさのヒートシンクでは連続20Wくらいでしょう。写真・右はN型50Ω終端です。
プリント基板の回路などに使用されるダミーロードです。7x13mmくらいのサイズ、30W定格。もちろんヒートシンクに取り付けます。
> ヒートシンクに取り付けます写真の例は、1.2G帯300W用パワー合成ハイブリッド・カップラです。終端ポートにNo.1302の抵抗を使用しました。
HRS 5Wダミーロード。5Gくらいまで使用可能。SMAコネクタ。直流抵抗値を測定すると、なぜか46Ωでした。
Philco 100Wダミー 直流抵抗は48Ωでした。5GHzあたりまではSWRが立ちません。優秀というべきでしょう。マイクロ波用のダミーでは、直流抵抗=0オームのものもあります。
>マイクロ波用のダミー代表的なのはこれでしょう。導波管の終端抵抗です。内部に、フェライト(?)でできた電波吸収材のコーンが立っています。これ自体の直流抵抗は無限大です。
> マイクロ波用のダミーでは、直流抵抗=0オームのものもあります。N型コネクタが付いた、マイクロ波用ダミー。定格10Wくらいでしょうか。
> 直流抵抗=0オーム内部を見ると、芯にあたる導体の周りにテーパー付きフェライトが巻き付いています。電波吸収が生じるUHF帯以上の周波数なら、SWRは立ちません。
那須次郎様おせっかい様Bird Houseの住人様皆様、引き続きのアドバイス誠に有難うございます。おせっかい様Bird Houseの住人様うれしいアドバイス有難うございます。古いことなので詳細は失念しましたが、CQ誌によく広告が掲載されていた三協の抵抗を購入して、同軸ケーブルにつないで、樹脂製バケツにサラダ油を入れて使用したことがあります。100Wの電監検査用に用意したものです。周波数補正板もつけませんでしたので、あまり性能はよくなかったと思います。今度は、適正な油と補正板を使用したものを検討してみたいと思います。少し技士に近づきたいものです。ご紹介頂いたHPは大変参考になります。有難うございました。那須様各種ダミーロードをご紹介頂き有難うございます。色々なものがあるのですね。勉強になります。当方の目的に合致した適正価格で良い中古品がヤフオクに出ればいいのですが、おそらく狙っている時にはなかなか出品がないものと思いますので製作する方向で検討します。有難うございました。de TARO
TAROさん、周波数補正板は、抵抗の両側にそれぞれ付けることをお勧めしたいと思います。抵抗の大きさにもよりますが、たとえばHF帯など周波数が低い場合は1枚でも簡易的な補正は可能ですが、2枚のときよりも間隙が狭く、調整はやや面倒になり、放熱の点(熱の偏り)でも問題が生じます。間隙の広がりは抵抗の太さと長さにより決まります。参考までに、カーブはこんな印象でしょうか。補正板はグラフのように通常は曲線になります。(このグラフは自然対数LNをEXCELで描いたものですが、これらの数値は特に意味なし。)横軸は抵抗の先端までの長さ、縦軸の一番上が抵抗の部分になります。給電側(Y軸上)は広がり、先端は抵抗に接しています。HFだけとか低い周波数で、補正はいい加減でよいなら、直線、たとえばシャーシのなかに抵抗をななめに傾けて取り付けるだけでも、小さい抵抗の場合は50メガとか144までは、「補正」が可能です。調整は、最高使用周波数でSWRを下げるようにします。油浸の場合、空気のときより間隙の誘電率が高いので、その分、若干広くする必要があります。水は、もっと誘電率が大きいので間隙が広がりすぎて、直接浸す方法は好ましくありません。水冷ダミーでは別の方法、たとえば絶縁体でできた別の筒で覆って抵抗だけを冷やすとか、抵抗体がフィルム状でその内部を通水しています。油浸の補正板の外に冷却パイプを巻いて通水しているものもあります。(以前、話題がでていましたが)
さて、補正の話ばかり書いていますが、たとえばモノバンド使用で周波数補正など面倒だ、という場合は、抵抗をリード線(銅リボンがいいでしょう)で結んで、給電側にリアクタンスをキャンセルするC(数十pFでしょうか)を並列に挿入することで済ませることができます。同軸ケーブルの切れっぱしを利用してもいいでしょう。50オームケーブルなら、10cmで静電容量は9〜10pFくらいです。解放端に高圧が出るので注意してください。容量がたくさんいる場合、短い同軸を複数本、並列にして使用するほうがいいかもしれません。しかしこれもハイバンドの問題で、波長が長いローバンドではあまり問題にならないかもしれません。ところでこの場合、空気以外の誘電体(油、水)ではどうなるのか、Cで補正してみた経験がないので、私にはわかりません。(より面倒だとは思いますが)
これも日本電業製のダミーロードです。無論OIL漬です。コイルは4本、各々逆巻に巻いてあります。
MFJの1KWダミーを購入されて、絶縁油を入れられたらどうですか?確か10k以下で買えたと思いますが?h ttp://www.cqnet.co.jp/musen/list.cgi?ctg_id=damy1KWなら7800円ですね。これで十分と思います。自作されたいのであれば、無誘導抵抗100wぐらいでオイル漬けすればいいのではないでしょうか?水に入れても短時間ならOKでしょう。
久しぶりに投稿させていただきます。手前味噌ではありますが、390Ω 3Wの金属皮膜抵抗195本を、ひたすらアレイ状になるようハンダ付けして、50Ωのダミーを作り、ファンで冷却する「空冷」ダミー自作しました。メッシュによる周波数補正板を取り付け、調整したところ50MHzでも問題なくSWRが落ちました。(144MHzでも使えそうな感触)ドライヤーのように、ものすごい熱風が出てきますが、1kW連続、全く大丈夫です。(製作その1)http://jf3dri.tea-nifty.com/blog/2008/09/1-7cce.html(製作その2)http://jf3dri.tea-nifty.com/blog/2008/10/2-7089.html
5F23製作中さん、やっていますね!抵抗の定格ワッテージは、常温(たとえば室温20℃)から60℃に上昇するような値をもって定格、としているかと思います。抵抗体の種類により、耐えられる温度は異なりますから、カーボン抵抗やソリッド抵抗よりは金属皮膜のほうが高い温度で定格ワッテージとしているでしょう。おそらく空冷による許容ワッテージの増加は2倍くらいかと思います。どう頑張って強制空冷しても瞬間最大で5倍が限度でしょう。抵抗の発熱量は空冷してもしなくても同じですから、これをどれだけ早く冷却するか、という問題になります。抵抗に限らず、部品の温度上昇は小さいほうが、故障率は低下するといえますから、空冷するのは、たとえ定格内で使用するときでも、いいことです。この形状の金属皮膜抵抗は、本質的には高周波用途ではなく、皮膜の表面に溝を切り込んで抵抗値を調整して製作されたものですから、厳密にはインダクティブです。しかし複数本、並列接続することでインダクタンスは半減します。抵抗全体の長さによる影響は、周波数補正板(一種の容量板)でキャンセルすることになる、と考えていいのでしょう。ただし、複数本並べて使用するときは、内側、あいだにあるもの、これらに熱がたまり易いので焼損しないように気をつけなくてはなりません。温度が高くなると抵抗値があがり、電圧が集中してさらに発熱します。暗い部屋で、ダミーロードが赤くなっていませんか?もしこれで焼ききれると、切れた隣の列の抵抗に負担がかかり、これも同様の運命をたどります。ちょうど、円筒形のカーボン抵抗(中国製のダミー用抵抗などに見られる)で、ひとまわりキズをつけたような状態になり、最終的には断線します。断線する直前のダミーロードの抵抗値は高くなるので、RF負荷の電圧上昇のため、あたかもパワーがたくさん出ているような錯覚を起こします。ほんとうに、「全く大丈夫」なのかどうか、ぜひ注意を払ってほしいと思います。パワーが出る出る、とよろこんでいて、ドッカーンといっては大変です。それに、金属皮膜抵抗が焼けなくても、半田は溶けますよね。
那須次郎さま注意点のご指摘ありがとうございます。おっしゃる通り、風の通り道が許容電力に影響するようで、当初400Wぐらいでハンダが溶け出す箇所が生じました。後ろに風を引く方式を取っているので、前方(風の入り口)より、後(風の出口)に近いところが温度上昇が大きく、ハンダが溶け出したので、金属メッシュの周波数補正板に厚紙を貼り付け、後方に行くほど通路を絞って風圧が増すようにしたところ1kWでも大丈夫となりました。もうひとつ、ファンの近傍では風圧にムラ(ファン中心部は風圧が低い)があり、このあたりも考慮しています。数時間単位での連続テストはやってませんが、少なくとも放熱フィンの付いていないMFJの缶入りオイルダミーよりは長時間に耐えるようです。それと、もし温度が上がる抵抗が有れば、相応のニオイが漂ってきますので、鼻センサーが働いて送信offにする手動安全装置が働きます。
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