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真空リレーの結線には気を遣います。ピンに無理な力がかからないように、ハンダ付けで熱膨張を起こさないように・・・気を遣って配線したつもりでしたが、10年近く経つと、そろそろ故障がでてくるものです。写真の、ファイナルアンプの高圧を切り換えている真空リレーが火を噴くようになりました。青緑の羊羹は整流ダイオードです。取り付けネジが長すぎるのは、ご愛敬・・・ちょうど合う長さのネジがありませんでした。クリアランスは十分とっている、ということでお許しください。ブリーダー抵抗100kΩ、直列に入れた10Ω(だったか)のホーロー抵抗が見えます。高圧はDC2.8−3.2kVですから、スタンドオフ碍子もそれなりです。白いワイヤは高圧に耐えるテフロン絶縁線、電圧の低いほうに使用している黄色や燈色のワイヤは耐熱電線(古河ビーメックス)です。
>真空リレーが火を噴くようになりました。取り外したリレー、RB7BというDPDT(2回路2接点)で、Jenningsの製品です。ガラス封止部分がなんとなく黒ずんでいて、くすんで見えます。
> RB7BというDPDT(2回路2接点)でJenningsの製品左のRB7A(フランジがネジ式)未使用品と比較してみると、右の故障したほうはガラスが黒ずんでいるのがわかります。何度か放電したようで、そのたびにブレーカーが落ちましたので、ガラスの内側に金属ガスが蒸着したのでしょう。
> RB7BというDPDT(2回路2接点)でJenningsの製品RB7AとRB7Bでは巻き線部分の形状が違いますが、これは取り外しできるので、予備に保管しておきます。この巻き線はDC26V用ですが、6V用など違う電圧のものもあるので、間違えてはイケマセン。
> ピンに無理な力がかからないように、ハンダ付けで熱膨張を起こさないように・・・左が気をつけながら交換したRB7A、右は以前から使用しているRB7Bです。これも、少し色がアヤシイ・・・?RB7Aのほうが高級仕様なのでしょう、ピンはネジ式の端子が付いています。フランジ部分やラベルも、それらしい高級感があります。比べてみると、RB7Bはその謙廉版のように見えます。
H-7 というDPDTリレーを2個使用した、リモコン操作できるアンテナチューナー。ARRLハンドブックでVersa Tunerと呼ばれる万能タイプ、LCの組み合わせ方を変えることでどのリアクタンスにも対応できるものです。
> H-7 というDPDTリレーアンテナチューナーというのは、アンテナ直下で使用するものです。アンテナから同軸ケーブルを長々とつないだ先に置いても、いいことは、あまりないでしょう。もう10年くらい屋外設置して使用していました。動作不良になったので点検して、びっくり・・・真空のはずのリレー内部にさびがでています。
> H-7 というDPDTリレーを2個使用もうひとつのリレーの内部にも、さびがでています。
> 真空リレーであるはずのリレー内部がこういう状況になるのだとすると、COMETの真空バリコンの内部も心配になります・・・
ちなみにバリLは、軍用無線機でお馴染みの、オルダム・カプラを使用して回転させています。簡単に自作できますので、ぜひお勧めしたい部品です。これを使用すると、2本の回転軸が並行にずれていていも、スムーズに回転させることが可能です。シャック内からリモコン操作のため、平ギアを使って、ギアード・モータとポテンショメータに接続しています。バリL、真空バリコン、真空(だったはずの)リレー、ギアード・モータ、これらは最近では欲しがるひともそういない様子ですが、いずれもかつてのハムフェアで買い集めた部品です。
> アンテナ直下で使用するものです> 気を遣って配線したつもり銅リボンで配線しているのが目につくことでしょう。しかし当初は2mm径スズめっき線を使用していました。アンテナは全長42mの逆Lです。1.8MHzでも1/4波長相当の長いワイヤーアンテナなので、インピーダンスが最低になるこのバンドでも20Ω前後でしょうから、何kWも入れない限りは大丈夫でしょう。3.5MHz以上のバンドではハイ・インピーダンスです。チューナーの給電部分で高圧が発生します。1波長相当になる7MHzでうまく同調させてパワーをたくさん入れたところ、アンテナ端子に使用していた貫通碍子(ガイシ)と鉄のキャビネットの間で放電したらしく、貫通ネジと碍子の一部が溶けたことがありました。全長42mという長さは、3.5メガと7メガでは要注意です。WARCバンドや28メガもこれでチューンをとって運用するつもり(というのはあまりないのですが、免許をもらうのに必要)で、長いアンテナなのだから簡単に乗るだろう(チューナー内部の配線の長さも波長に比べたら無視していいのだろう)と思ったところが、「あたま」で考えた理論通りには同調しませんでした。(チューナーを製作した時、アンテナやチューナー動作について、インピーダンスの予備測定も、しませんでしたし!)チューナー内部の配線に使用した2mm径の銅線のインダクタンス、ハイバンドではこの配線が大きなリアクタンスをもち、そのためインピーダンス・マッチングがうまくできなかったというわけです。しかし、この問題は銅リボンに変更して解消しました。インピーダンス・アナライザをお持ちの方、たかだか10cmの銅線がどれくらいのリアクタンスになるか、測ってみてください。(アンテナ端子を銅線でショートする、あるいは無誘導抵抗を銅線または銅リボンで接続して差を測定する)たぶん驚かれると思います・・・ たとえ短波といえども、高周波は私たちの日常の感覚とはだいぶ違うのがわかるでしょう。
BIRDのワットメーター(高周波電力計)は1958年9月16日にJAMES.R.BIRDとHENRY J.CALDERHEADによって設計されたことが図面に記載されています
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図面
> BIRDのワットメーター(高周波電力計)は1958年図面1
> BIRDのワットメーター(高周波電力計)貴重な図面ですね! パテント申請書とかでしょうか、これの出典は何でしょう? 図を見ると、基本的構造はすでにこの時期に完成していたのがわかりますが、現行のスラグのほうが構造が簡略化されたようですね。FIG.13の C1が何をしているのか、気になります。
> BIRDC1は貫通コンデンサーです。
>C1は貫通コンデンサー 終端抵抗から見てピックアップ・ラインの反対側で、整流ゲルマダイオードの手前にあるので、もしやこれは、1)周波数補正用キャパシタ2)C分割による分圧器などの働きをするCなのではないかな、と思った次第。波長に比して、ものすごく短い結合ライン長で十分な方向性をもたせるには、なにか秘訣があるのでしょうから。(ただのRFピックアップとの違いがこれです)そのあとのC2は、ただのバイパスC(高周波から見たら平滑C)ですが。
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